伝える力で未来を掴む!「ファンをつくる」話し方講座~CMM大学水曜講義~

CMM大学は、鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」のメンバーが、ビジネスが飛躍する専門知識を学び高め合う場として誕生したプラットフォーム。

月2回の水曜講義では、各分野の専門家からビジネスに役立つ高い見識を得られるとともに、学びや気づきをアウトプットしCMMメンバーと交流する時間も設けています。

CMMのサロンメンバーが講師を務めるCMM大学。

本記事では、2025年5月28日(水)10:00より開催された、第56回水曜講義の様子をお届けします。

講師・峯村真貴さんのプロフィール

今回の講師を務めるのは、話し方コンサルタントの峯村真貴さんです。

元々は保険会社の営業をしながら、講師業や司会業もこなしていた峯村さん。持ち前のトーク力を活かし、20年にわたってパラレルキャリアを築いてこられました。

企業研修でビジネスコミュニケーション術を2万人以上に指導したり、実歩さん主宰のロサンゼルスカンファレンスで総合司会を務めたりと、輝かしい実績をお持ちです。

今は「話す力」を武器に活躍している峯村さんですが、かつては初対面で自分をアピールできず、なかなか次の仕事につなげられなかったとのこと。情報を詰め込みすぎて、印象に残らない自己紹介をしていたのが原因でした。

「実績を並べてアピールしても、自分が“話し方のプロ”だと伝わらない限り必要とされない」と気付いた峯村さんは、思い切って情報を断捨離することに。

そして自己紹介での伝え方を工夫した結果、指名の仕事が一気に舞い込むようになったそうです。

「伝え方」の大切さを実感し、多くの起業家にチャンスを広げてほしいという想いから、現在は主に経営者のスピーチトレーナーとして活動しています。

今回は、そんな峯村さんが「ファンをつくる自己紹介のコツ」を教えてくださいました。

ビジネスチャンスは「自己紹介」で掴む!

講義の冒頭で、ビジネスにおいては「自分のことを端的に伝える力」が大切だと教えてくださった峯村さん。

実績があっても、自己紹介で「何を専門にしている人なのか」を印象づけられなければ、せっかくのチャンスを逃してしまいかねません。

峯村さん曰く、自己紹介が苦手な人は「その仕事に対する想い」をしっかり言語化できていないとのこと。

経験豊富な方ほど実績の数にフォーカスしがちですが、情報が多すぎると本当に伝えたいことが不明確になり、かえって印象に残らないのです。

また、単に「経験豊富な人」よりも「仕事に対する想いが明確な人」のほうが、人々の心を掴むことができます。

自己紹介で「この人には特別感がある」と一目置かれる存在になれると、仕事を広げるチャンスも増えていくでしょう。

ファンを引き寄せる自己紹介のポイント

また峯村さん曰く、自己紹介で存在感を出せると、その姿に共感したファンが集まってくれるとのこと。

そこで峯村さんは、ファンを引き寄せるための「自己紹介のコツ」を教えてくださいました。

自己紹介では次の3つのポイントを意識し、15秒ほどで話しきれる内容にすると良いそうです↓

  1. 自己紹介のシーンを想像する
  2. 自分のイメージを決める
  3. 使命を決める

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.自己紹介のシーンを想像する

まず、自己紹介をするシーンを具体的に想像し、目的をはっきりさせておくこと。自己紹介の目的によって、盛り込む内容が変わってくるからです。

たとえば起業家であれば「商品やサービスを購入してもらうため」のスピーチをする場面も多いでしょう。

この場合は、自己紹介に以下の要素を入れるのが良いとのこと↓

  • 肩書き
  • 名前
  • 使命
  • 活動内容
  • 対象となるお客さま像

肩書きは短く、一目で何の専門家かわかるようにしましょう。独自性を出そうとして凝った肩書きにすると、何の専門かがわかりにくいので逆効果です。

また「使命」は、「◯◯を使命に◯◯講座を主宰しています」のように、活動内容とセットにするのがポイント。

さらに「女性起業家」など、どのようなお客さまを対象にしたサービスなのかも入れられれば、より印象深い自己紹介になるとのお話でした。

2.自分のイメージを決める

次に、自分をどのように印象づけたいかというイメージを決めておくのも大切。このとき、イメージと活動内容に共通性を持たせると良いそうです。

たとえば、リラクゼーションサロンを経営しているなら、優しく安心感のあるイメージがマッチしやすいでしょう。イメージが決まれば、それに合うようにキャラクターを工夫していきます。

また、なりたいイメージによって話し方も意識すると良いとのこと。優しいイメージにしたい場合は、強くハキハキと話すよりも、穏やかな話し方にするほうが安心感につながります。

そして一貫性は、ブランディングに欠かせない要素。イメージに合う話し方を意識することで、より共感してもらいやすくなるはずです。

3.使命を決める

最後に、「使命(仕事に対する想い)」のワンフレーズを決めていきます。

使命を決めるコツは、まず次の2点について、可能な限り書き出します↓

  1. 自分のサービスを通じて広げたいこと
  2. 仕事に対する価値観

価値観には「挑戦」「成長」「世の中に貢献する」など、自分の大切にしている想いを言語化し、挙げていきましょう。

次に、それぞれの要素をつなげて「“話す力”で“世の中に貢献する”」のように、ピンとくる組み合わせを探します。なお、このフレーズは随時アップデートしていくことで、自分にぴったりの使命になるそうです。

峯村さんの自己紹介文

ビジネスにおける自己紹介では、使命を決める過程でしっかり自分の価値観を理解し、言語化することが大切です。

なぜその仕事をしているのかを自分で理解すれば、伝えたい想いが明確になり、人々の共感を呼ぶ自己紹介ができるとのお話でした。

受講者の声

今回も、受講生の皆さまからたくさんのコメントをいただきました↓

今まで素の自分で話していたので、もう少し伝え方を学びたいと思いました

スピーチって奥が深いんですね

自己紹介を見直します!

自己紹介の苦手な人が多く、皆さま「伝え方」を見直す良い学びとなったようです。

まとめ

今回はCMM大学・第56回水曜講義「ファンをつくる自己紹介のコツ」をお届けしました。

お客さまに選ばれるかどうかは、初対面で自分をいかに印象づけられるかにかかっています。ビジネスチャンスを逃さないためにも、今回のポイントを意識して「伝わる」自己紹介を実践してみてください。

最後に、峯村真貴さん、この度は素晴らしい講義を本当にありがとうございました!

峯村真貴さんのメディアはこちら↓
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