書けば伸びる、結果が変わる!夢を叶える手帳術~CMM大学水曜講義~

CMM大学は、鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」のメンバーが、ビジネスが飛躍する専門知識を学び高め合う場として誕生したプラットフォーム。

月2回の水曜講義では、各分野の専門家からビジネスに役立つ高い見識を得られるとともに、学びや気づきをアウトプットしCMMメンバーと交流する時間も設けています。

CMMのサロンメンバーが講師を務めるCMM大学。

本記事では、2025年9月10日(水)10:00より開催された、第63回水曜講義の様子をお届けします。

講師・浅野夏悠さんのプロフィール

今回の講師は、スケジューリングコーチの浅野夏悠さんです。

時間管理の専門家で、累計販売数33,000冊を突破した「FORCE手帳」(※)の開発者でもある浅野さん。

(※)FORCE手帳とは?

独自の思考法に基づき、プライベートと仕事の両立、タスクの習慣化やタイムマネジメントの向上を目指す手帳。縦開き・横長のページ構成を特徴とし、その機能美と洗練されたデザインで多くの人を魅了し続けている。

経営者・日本スケジューリング協会の代表などさまざまな顔を持ち、幅広い講演会やセミナーを通して、スケジューリングの大切さを伝える活動をしておられます。

しかし、今や時間管理のプロである浅野さんも、かつては仕事や育児に追われ、時間の足りなさにストレスを感じていたとのこと。打開策を模索するうちに「書く」という習慣が自分の視点を変え、時間の使い方を改められることに気づいたそうです。

そこから書くことを極め、自己管理・時間管理のスキルを磨き続けた結果、体系的にセルフマネジメントができる独自の手帳術が誕生。このメソッドは現在、多くの人々に支持されています。

今回の講義では、そんな浅野さんが「夢の実現に欠かせない手帳活用術」を教えてくださいました。

「書くこと」で夢はカタチになる

講義の冒頭で「夢の実現に最も効果的な方法は、手を動かすこと」とおっしゃる浅野さん。

どんなに重要な話も、ただ耳から聞くだけでは定着しません。自分で必要な情報を要約して書き出し、さらに繰り返し見返すことで、初めて確実に自分の身につくのだそうです。

とはいえ、思いつくままにメモを取るだけではどこに書いたかわからず、見返すのも難しくなります。そこで重要になるのが、書く場所を決めること。その最適なツールとしてぜひ取り入れたいのが、手帳です。

ご自身の開発したFORCE手帳を紹介する浅野さん

手帳は単に予定を記入するだけのものではなく、目標や学びを記録し、自分にとって本当に必要な情報を残すことで、夢へと進むための指針にもなります。

また、手帳は1冊で管理できるため「思い立った時にすぐ書ける」「後から見返しやすい」というメリットがあり、習慣化しやすいのです。

日々の学びを手で書き記し、明日の自分へと引き継ぐ。その小さな行動の積み重ねこそが、夢を確実にカタチにしていく力になるでしょう。

時間管理が上達する手帳活用のポイント

夢を実現するためには「時間管理」が欠かせません。私たちに与えられた時間は限られているからこそ、しっかり管理しなければ必要な時間を確保できないのです。

ここで浅野さんは、ご自身の「FORCE手帳」を使って「時間管理が上達する方法」を教えてくださいました。

1.スケジュールが見える手帳を使う

まず大事なのは、スケジュールが見通しやすく、必要に応じて変更もしやすい手帳を選ぶこと。

時間管理に向いている手帳には、いくつかの特徴があります↓

  • 24時間の時間軸がある
  • 1週間を見通せる
  • 縦開きである

24時間の時間軸がある手帳は、1日の中での細かい時間設定ができ、仕事もプライベートも一元化できるのがメリット。次の予定も一目でわかるので、抜けがありません。

さらに同じページ内で1週間の予定が見通せると確認・変更がしやすく、よりタイトな時間管理が可能に

「時間軸で予定を組む大切さ」を解説する浅野さん

なお、浅野さんが開発した「FORCE手帳」は縦開きのスタイルで、上に時間管理、下に細かい予定の書き込みができるそうです。ページをめくらなくても見開きで「時間」と「予定」を管理できるのは、縦開きならではの魅力。

「夢を叶える」という目的をもって手帳を選べば気分も高まり、良いスタートを切ることができるでしょう。

2.自分の行動を記録する

次に「自分の行動を記録することがタイムマネジメントを改善する第一ステップになる」と教えてくださった浅野さん。

自分の行動記録を積み重ねたデータがあって初めて、行動を改善していくための「時間管理」ができるようになるからです。

とはいえ、難しく考えることはありません。まずは1日の行動を手帳に記録してみることから始めましょう。仕事だけに限らずプライベートにおいても、何にどれだけの時間がかかったのかまで詳しく書いてみてください。

それを1週間、1ヶ月と続けていくうちに、時間の使い方の癖や行動パターンが把握でき「こう動けばもっと時間が作れた」など、改善ポイントが見えてきます

頭の中で行動を反省しても、なかなか改善には至らないのが現実。自分の1日の流れを可視化し、それを俯瞰することで、効率よく時間を使えるようになるのです。

3.予定の終了時間を明確にする

最後に、1つの予定を立てるときは「終わりをしっかり区切る」ことも忘れないようにしましょう。

時間管理は、限られた時間の中での生産性をアップさせるために行うもの。終了時間を記入することで「この時間でやり遂げる」という意識が生まれ、次への切り替えもしやすくなります。

その際、予定ごとの所要時間をボックスで仕切り、時間のボリュームを明確にすると良いとのこと。すると、どれだけ時間を使って結果を出せたのかが可視化され、モチベーションアップにもつながるそうです。

ボックスで時間管理をする方法を解説する浅野さん

また、仕事と休みの境界が曖昧になりがちな起業家には「休むためのスケジューリング」も必要不可欠。きちんと休むためにも、各予定の終了時間を明確にし、メリハリのある時間設計を心がけましょう。

休日にしっかりリフレッシュできるようにマネジメントすることが、仕事への意欲をさらに掻き立て、夢を叶えるための活力となっていくとのお話でした。

受講者の声

今回も、受講者の皆さまからたくさんのコメントをいただきました↓

予定の終了時間も書くというのは盲点だったので改善します!

まずは1週間分の記録をつけて自分の行動を見つめてみます

アウトプットしたものを見返すことが大事だから、手帳が良いのですね!

すでに「FORCE手帳」をお持ちの方も多く、活用方法を実践的に学べる良い機会となったようです。

まとめ

今回は、第63回・CMM大学水曜講義「夢を叶える時間管理術」をお届けしました。

手帳は今や予定を書き込むためだけのものではなく、目標に向かって戦略を立てるためのツールです。限られた貴重な時間を充実させるためにも、今回お伝えした手帳活用のポイントを参考に、時間管理術を磨いていきましょう。

最後に、浅野夏悠さん、今回は素晴らしい講義を本当にありがとうございました!

浅野夏悠さんのメディアはこちら↓
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