【年末を価値ある期間に変える】起業家のためのスケジューリング戦略~CMMセミナーレポート~

鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」は、数百名もの女性起業家が集うコミュニティ。

日本国内のみならず、海外でビジネスを展開しているメンバーも多数所属しており、皆さまのビジネスの発展とメンバー同士のつながりを深く育てることを目指しています。

また、月に2回開催されるセミナーでは、実歩さんの公開コンサルや最新ビジネス情報のシェアなど、毎回盛りだくさんの内容をお届けしているCMM。

2025年8月22日(金)に開催された第155回CMMセミナーでは、前回ゲストにお迎えした浅野夏悠さんの学びを振り返りつつ、実歩さん自身の解釈を交えたスケジューリング戦略のポイントをシェアしてくださいました。

本記事では、その様子をレポートとしてお届けいたします。

前回のおさらい

9月のCMMセミナーは「ここで差がつく!2025年お宝期間 逆算スケジューリング」をテーマにお届けしています。

スケジューリングのプロである浅野 夏悠さんをゲストにお迎えした前回のセミナーでは「お宝期間(10月〜12月)」に向けて8月から準備を整えていけば、年始からロケットスタートを切れると教えていただきました。

また「成果を最大化するスケジューリング術」についてもシェアしてくださった浅野さん。

確実に成果を得られる手帳術のポイント

  1. 手帳は結果を出すためのツールとして使う
  2. 逆算スケジューリングで効率良く成長する
  3. 成果を伸ばすためには「振り返り」が必須

「計画→実行→振り返り→改善」のサイクルを回し続けていけば、最短ルートで目標達成へと近づいていけるとのお話でした。

8月は「見直し」のベストタイミング

浅野さんから学んだ「成果を最大化するスケジューリング術」を改めて確認し、実歩さん独自の視点で理解を深めていった今回のCMMセミナー。

実歩さんは前回の学びを受けて、実際に年末までの目標設定と逆算スケジューリングを行ってみたのだそうです。その過程でイベントの重複や非効率な移動時間に気づき再調整を行った結果、さらなる売上につながる仕組みを構築できたのだとか。

この経験から実歩さんは、なぜ8月にスケジュールを見直すべきなのかを再度伝えてくださいました。

多くの人は「夏枯れ」と呼ばれる8月から年末を走り切るだけで精一杯になり、年明けに目標を立てても2月には続いていないのが一般的。

しかし成果を手にしている起業家は今の時期を「お宝期間の準備段階」と捉え、年末を価値ある期間に変えるための仕込みを始めているのだそうです。

翌年のロケットスタートを実現するための分岐点と言える8月。ここでスケジュールを立て直すことが、成果を大きく左右するのだと改めて分かりました。

起業家が実践すべきスケジューリングのポイント3つ

セミナーの後半では、起業家が実践すべきスケジューリングのポイントをシェアしてくださった実歩さん↓

  1. スケジューリングの本質を意識する
  2. 逆算思考で効率と成果を高める
  3. 「振り返り」を実践して成果を伸ばす

詳しく見ていきましょう。

1.スケジューリングの本質を意識する

実歩さん曰く「スケジューリングは時間を管理するためではなく、結果を生み出すための手段と考えるべき」とのこと。

もし予定を書くだけで終わってしまうと、ただのToDoリストを作る作業に陥ってしまい、スケジューリング自体が負担に感じてしまいがちです。

スケジューリングの本質は、欲しい成果に直結する行動を導くこと。

「年末にどうなっていたいか」を具体的に描き行動に落とし込むことで、日々のタスクが結果につながっていくでしょう。

2.逆算思考で効率と成果を高める

続いて、積み上げ思考と逆算思考の違いを例に挙げ、逆算の重要性を解説してくださった実歩さん。

積み上げ思考とは、目の前のタスクを順番に必死にこなすスタイルのことです。目の前のタスクが解消されて充実感を得られる反面、その行動が未来の成果につながっていなければ、いくら努力を重ねても理想には近づけません。

一方で逆算思考は、ゴールに直結する行動だけを選べる点が大きなメリット。余計なタスクに振り回されず、時間も労力も無駄なく成果へ向かえるのです。

ただし、ゴールが曖昧だと逆算が成り立たないため、まず「自分はどんな未来を実現したいのか」を明確にすることが不可欠とのこと。

未来の理想像から逆算して行動を設計することで、成果を最短でつかめる効率的なスケジュールを組めるようになるでしょう。

3.「振り返り」の習慣を身に付けて成果を伸ばす

最後に実歩さんは、振り返ることの重要性について教えてくださいました。

多くの方はスケジュールを立てて行動に移したところで満足してしまいがちですが、それでは本当に得たい結果にはつながりません。その理由は「振り返り」と「軌道修正」が欠けているからです。

改善策を見つけて次に活かさなければ行動の質は上がらず、成果も伸びません」とおっしゃる実歩さん。脳は変化を嫌うため、意識して振り返りや修正を仕組みに取り入れることが求められます。

後戻りせずに成長を続けるためには、スケジュールを「立てて終わり」ではなく、実行と改善を繰り返すことが大切とのお話でした。

まとめ

成果を最大化するためのスケジューリング術を学べた9月のCMMセミナー。

スケジュールを「成果を掴むための設計図」として使い、逆算思考を取り入れ、振り返りを習慣化する。この3つを実践することで、日々の行動は未来の成果へと直結します。

今こそスケジュールを整え、未来につながる一歩を踏み出していきましょう。

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