スケジューリングのプロが教える、成果を最大化する逆算手帳術 ~CMMセミナーレポート~

鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」は、数百名もの女性起業家が集うコミュニティ。

日本国内のみならず、海外でビジネスを展開しているメンバーも多数所属しており、皆さまのビジネスの発展とメンバー同士のつながりを深く育てることを目指しています。

また、月に2回開催されるセミナーでは、実歩さんの公開コンサルや最新ビジネス情報のシェアなど、毎回盛りだくさんの内容をお届けしているCMM。

2025年8月8日(金)10:00より開催された第152回CMMセミナーでは、スケジューリングのプロ・浅野 夏悠さんをゲストにお迎えし、8月にこそやるべき逆算手帳術を教えていただきました。

本記事では、その様子をレポートとしてお届けいたします。

スペシャルゲスト:浅野 夏悠さんのプロフィール

今回のスペシャルゲストは、延べ2万4,000人以上に活用されてきた「FORCE手帳」の開発者浅野 夏悠さんです。

経営者として自社を率いる一方、日本スケジューリング協会代表、NPO法人ウィメンズナレッジ理事長など多方面で活動中であり、CMM1期生でもある浅野さん。

起業家の経験とスケジューリング理論を融合させた浅野さん独自の手帳術は、ビジネスはもちろん日常生活にも応用できると多くの支持を集めています。

今回の特別セミナーでは、夏の停滞期をチャンスに変えるスケジューリング術と、成果を最大化する手帳術のポイントをシェアしてくださいました。

8月にスケジュールを見直すべき理由

まず、8月にスケジュールを見直すべき理由を教えてくださった浅野さん。

8月は「夏枯れ」と呼ばれ、市場やビジネス活動が停滞しやすい時期です。お盆や夏休みといった長期休暇によりプロモーションが組みにくく、暑さによる夏バテや中だるみで集中力も下がりがち。

この時期を何となく過ごしてしまうと、9月以降は年末まで走り切るだけで精一杯になり、翌年の準備が後回しになってしまいます。

さらに「成果を出して輝く起業家は、年末の3か月(10〜12月)をお宝期間として、すでに来年への種まきを始めている」とおっしゃる浅野さん。

年明けから準備する人が多い中、8月に立て直しを図ることで、年始からロケットスタートを切れるのだそうです。

後半戦の助走期間とも言える8月。ここで計画を整えるかどうかが、翌年の成果を大きく左右します。

【浅野さん直伝】確実に成果を得られる手帳術のポイント3つ

続いて浅野さんは、確実に成果を得られる手帳術のポイントをシェアしてくだいました↓

  1. 手帳は結果を出すためのツールとして使う
  2. 逆算スケジューリングで効率良く成長する
  3. 成果を伸ばすためには「振り返り」が必須

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 手帳は結果を出すためのツールとして使う

浅野さん曰く、手帳は予定を書き込むだけの道具ではなく、理想の成果を実現するための設計図なのだとか。

私たちは日々、約35,000〜70,000件もの情報に触れていますが、その大半は時間とともに忘れ去られてしまいます。だからこそ、必要な情報を手帳に書き出して一元化し、整理することが大切なのだそうです。

ポイントは、手帳を「時間管理」ではなく「結果管理」のために使うこと。単に予定を並べるのではなく、まずゴールを明確にし、そこから逆算して必要な行動を組み込むことで、毎日のタスクが成果に直結します。

望む未来へと進んでいくために「今日は何をするか」ではなく「何のためにするのか」を意識して、手帳に記録していきましょう。

2. 逆算スケジューリングで効率良く成長する

続いて浅野さんは、逆算スケジュールの重要性を知るために、1から30までの数字を順に探すゲームを実践してくださいました。

このワークで「規則性を知らない場合」と「規則性を知った場合」では、所要時間がまったく異なることを実感したサロンメンバー。

浅野さんはこの体験を通じて「逆算思考は、成果を生み出すスケジュール管理には欠かせない要素です」と教えてくださいました。

ゴールと全体像を先に描き、そこから必要な行動を逆算して組み込むことで、効率よく計画を進められるようになるのです。

3. 成果を伸ばすためには「振り返り」が必須

最後に「振り返りは、後戻りしないための大切な行動です」と力強くおっしゃっていた浅野さん。

たとえば「もう一度やり直すとしたら、どこを変えると良かったか」を考え、具体的な改善点を手帳に書き留めます。そうすることで、同じ失敗を繰り返さずに前へ進めるのだそうです。

さらに、成功した工夫やうまくいった行動もあわせて記録すると良いとのこと。これによって自信がつき、再現性の高い「自分の勝ちパターン」が出来上がります。

「計画→実行→振り返り→改善」のサイクルを回し続けて、最短ルートで目標達成へと近づいていきましょう。

まとめ

今回は、特別ゲストに浅野 夏悠さんをお迎えし、成果を出すための手帳活用法を教えていただきました。

夏バテしがちな8月に、来年を見据えたスケジューリングをすることで「お宝期間(10月〜12月)」を価値ある時間に変えられます。

未来の自分が「8月に動いてよかった」と笑顔で振り返られるよう、準備を整えていきましょう。

浅野 夏悠さん、このたびは素晴らしい講義を本当にありがとうございました!

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