ゼロから始める音声マーケティング~CMMセミナーレポート~

鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」は、数百名もの女性起業家が集うコミュニティ。

日本国内のみならず、海外でビジネスを展開しているメンバーも多数所属しており、皆さまのビジネスの発展とメンバー同士のつながりを深く育てることを目指しています。

また、月に2回開催されるセミナーでは、実歩さんの公開コンサルや最新ビジネス情報のシェアなど、毎回盛りだくさんの内容をお届けしているCMM。

本記事では、7月18日(金)10:00より開催された第153回CMMセミナーの様子をお届けします。

前回のおさらい

「ファンが増える!申し込みにつながる!ゼロから始める音声マーケティング」をテーマにお届けしている、7月のCMMセミナー。

前回のセミナーでは、音声マーケターの佐藤聖さんをゲストにお迎えし、音声メディアの特性とビジネス活用の可能性について学びました。

音声メディアの魅力

  1. 耳の隙間時間を活用できる
  2. 圧倒的な視聴維持率と競合の少なさ

音声マーケティングのポイント

  1. クロスメディア戦略で成約につなげる
  2. 積極的にコラボ配信をする
  3. 習慣化教育を取り入れる
  4. 型に沿ったトーク構成を使う

今のところ、音声メディアは競合が少なく、チャンスが眠るブルーオーシャン領域。だからこそ、積極的に音声での発信をしていくべきとのお話でした。

音声がファン化の促進に効果的な理由

佐藤さんとの交流を通して、音声の重要性を再確認した実歩さん。

今回のセミナーでは、音声が高いファン化効果を持っている理由について、実歩さん独自の視点で教えてくださいました↓

  • 声には親近感を与える効果や感情伝達力がある
  • 音声は情緒的な記憶に残りやすい

それぞれ詳しくみていきましょう。

◆声には親近感を与える効果や感情伝達力がある

音声の最大の魅力は、言葉の意味だけでなく「温度感」や「人柄」まで届けられることだと、実歩さんはおっしゃいます。

たしかに、文章では伝わりにくいトーンや間合い、ちょっとした笑いや感情の揺らぎは、音声だからこそ感じられるもの。

実際、リサーチのために音声コンテンツを継続的に聴いていた実歩さんも「この人の声や話し方が好き」「もっと知りたい」という気持ちが自然と芽生えてきたのだそうです。

その経験から、実歩さんも音声による視聴者のファン化の可能性を強く実感されており、信頼構築の強力な武器になると教えてくださいました。

◆音声は情緒的な記憶に残りやすい

また、実歩さん曰く「音声コンテンツは、リスナーの記憶に深く残る特性がある」のだそうです。

事実として、実歩さんが「未来シフトコーチング」の受講生に「印象に残っているコンテンツは何ですか?」とアンケート調査したところ、音声配信と答えた方が76.1%もいらっしゃったとのこと。

さらに、実歩さんの肉声で伝えられたメッセージが、受講生の情緒に大きな影響を与えていたことが分かるコメントがたくさん寄せられたそうです。

音声配信に対する感想コメントの一部

  • 実歩さんの声が朝のパワーになりました!
  • 講座動画よりも、音声の「ちょっとした言葉」が自分を動かしてくれました!

情報を伝えるのではなく、想いを届ける。

このスタンスが音声では非常に効果的であり、ファン化を加速させる重要な要素と言えるでしょう。

Voicyに込めた実歩さんの想いと戦略

また、2025年6月にVoicyチャンネルの運用を始めた実歩さん。

セミナーでは音声SNS開設までの経緯や、今後の施策などをシェアしてくださいました↓

  1. Voicyチャンネルを開設
  2. ターゲットを意識したコンセプトを設計する
  3. 初回コンテンツには最大限のエネルギーを注ぐ

1. Voicyチャンネルを開設

実歩さんが音声SNSを開設したきっかけは、前回のCMMセミナーにゲスト出演された佐藤聖さんとの出会いでした。

佐藤さんと深く対話を重ねる中で、実歩さんは音声コンテンツの可能性に触れ、Voicyへの挑戦を決意されたのだそうです。

しかし、Voicyチャンネルの開設審査は、通過率5%とも言われる狭き門。それでも実歩さんは「質の高い発信者の音声に刺激を受けながら、自分の存在もその世界に届けていきたい」との想いから、あえてこの難関プラットフォームを選ばれたのです。

とはいえ、この高倍率を難なく突破できる実歩さんの牽引力と実績は、やはり圧巻だと言えるでしょう。

2. ターゲットを意識したコンセプトを設計する

また、音声SNSを活用する上で最も大切なのは、誰に向けて何を届けるのかというコンセプト設計。新規リスナーが多い音声SNSでは、受講生向けの限定配信とは異なり、これまで接点のなかった一般層にも響く発信が求められるからです。

そのため実歩さんは、配信前にしっかりとターゲットを定め、その人に届くような構成や話し方、トーンまで細やかに設計されたのだそう。

現在Voicyにアップされている3本ほどの音声コンテンツには、音声配信の一つひとつにブレのなさが感じられます。

これからさらに音声SNSのファンを増やすために、運用を本格化していく予定とのお話でした。

3. 初回コンテンツには最大限のエネルギーを注ぐ

また、新たなメディアにチャレンジする実歩さんが最も重要視したのが、初回に投稿するコンテンツです。

その理由は、配信に慣れていない初回だからこそ、自分が何者でどんな想いで発信しているのかを丁寧に伝える必要があるから。

実際、他のSNSと同様に音声チャンネルでも初回投稿をさかのぼって聞く人は多く、その内容が第一印象を大きく左右します。

だからこそ実歩さんは、ストーリー性のある自己紹介音声を丁寧に作りこみ、新規リスナーに向けて「自分らしさ」が伝わるよう工夫を重ねたとのこと。さらに、一本目を必ず最初に聞いてもらえるよう、ピン留め機能を活用しました。

しっかりと構築された軸と理念、導線の設定など、実歩さんの細やかな配慮とこだわりが散りばめられているVoicyチャンネル。

今後どのように展開し、発展していくのかが楽しみです。

まとめ

音声メディアが秘めた可能性やマーケティングへの展開方法など、音声の基礎から応用までが学べた7月のCMMセミナー。

動画や文章以上に「温度感」や「人柄」が伝わる音声は、温かさや想いが届きやすく、聞き手の心に残る手段です。

皆さまもぜひ、ビジネスに音声を活用していってください。

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