鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」は、数百名もの女性起業家が集うコミュニティ。
日本国内のみならず、海外でビジネスを展開しているメンバーも多数所属しており、皆さまのビジネスの発展とメンバー同士のつながりを深く育てることを目指しています。
また、月に2回開催されるセミナーでは、実歩さんの公開コンサルや最新ビジネス情報のシェアなど、毎回盛りだくさんの内容をお届けしているCMM。
本記事では、1月10日(金)10:00より開催された第140回CMMセミナーの様子をお届けします。
お申込み獲得には対面で行うセミナーが大切
毎月テーマを決めて開催しているCMMセミナー。1月のテーマは「お申込みに直結するセミナー台本の作り方」です。

セミナーの形式はさまざまですが、なかでも高額商品を売るための導線として有効なのが、少人数と対面で行うリアルセミナーです。
少人数のリアルセミナーを開催するメリットはこちら↓
- 信頼関係を構築しやすい
- 濃い見込み客を獲得できる
- 参加者の課題に深く対応できる
リアルセミナーであなたの人柄や商品の内容を詳しく知っていただければ、スムーズにお申し込みへつなげられるでしょう。
そこで今回のCMMセミナーでは、リアルセミナーを開催する際におさえておくべきポイントを教えていただきました。
リアルセミナーの位置付け
まず、リアルセミナーはスタート(認知、集客)とゴール(高額商品のお買い上げ)の中間地点に設定しましょう。

そもそも、商品の販売を目的とするリアルセミナーは低単価で行うのが定石。入口となるセミナーが高額だと、お客さまの参加ハードルが上がってしまうからです。
また「お申し込みが取れるまで何回でも開催する」といった気持ちでいると、いつまで経ってもゴールに辿り着けません。その結果、低単価の労働を繰り返すことになり、疲弊してしまう恐れも…。
リアルセミナーはお客さまの「この商品が欲しい!」という気持ちを引き出して、お申し込みのきっかけを作る場です。そのためには、小さな成功体験を味わってもらったり、あなたの商品がお客さまの人生にどんな変化をもたらすのかを知ってもらったりするのが効果的。
目的と手段を混同せず、スムーズにゴールに辿り着くためのセミナーを設計しましょう。
リアルセミナーの作り方
続いて実歩さんは、お申込みを獲得しやすいリアルセミナーの作り方を解説してくださいました。
- テーマやタイトルを決める
- 告知文を作る
- 台本を作る
詳しくみていきましょう。
1.テーマやタイトルを決める
まず、セミナーのタイトルを考えましょう。セミナータイトルは、バナーや告知文で最初にお客さまが目にする部分です。そのためにはお客さまに「行きたい!」と思っていただけるようなタイトルにしなければなりません。
そこで重要なのが「自分に求められているものや、お客さまが教えてもらいたいと思うことは何か?」を考えること。
たとえば、実歩さんが10年前に行ったセミナータイトルは「“1日で1年分の未来を書き換える”未来シフトセミナー」でした。

売りたいものはコーチングセッションであるものの、お客さまが欲しいのはコーチングではなくその先にある「変化」だと実歩さんは考えました。そこで敢えてコーチングという言葉は入れずに「1日で1年分の未来を書き換える」としたのだとか。
目的がお客さまに伝わりやすく、印象に残るタイトルですね。
2.告知文を作る
セミナータイトルが決まったら、告知文を書きましょう。
お客さまに次のステップへ進んでいただくことを目的とする告知文は、それ自体がセールスレター(製品やサービスを販売するために使用される文書)として機能するもの。
セールスレターを作成する際には、お客さまが「自分に必要な内容だ」と思い、理想の未来を描ける内容にする必要があります。

ここで実歩さんは、以前アメブロに書いた「1日で1年分の未来を書き換える」未来シフトセミナーの告知文を例に挙げて、セールスレターの流れを解説してくださいました↓
例:新年に目標を立てた人のうち90%が2月までに目標を諦めてしまうそうです。
例:それは、表面的な目標を立てるだけで本当は心がワクワクしていないから。
例:以前は私も計画性のない人間でしたが、5つのワークを実行することで人生が変わりました(セミナー内で行うワークを記載)
例:どんどん行動できる自分に生まれ変わり、理想の未来を急速に引き寄せませんか?
お客さまの「変わりたい」を引き出し、セミナーに参加してワークを行い生まれ変わった「行動できる自分」をありありと想像させる、素敵な告知文です。
3.台本を作る
そしてリアルセミナーで上手に個別面談への導線を作るには、しっかり台本を準備するのも重要。
具体的には、以下の流れで台本を作成すると良いそうです↓
- タイムテーブル
- 成功事例
- 自分の行動と変化
成功事例で生徒さんのエピソードを紹介すれば説得力が高まり、普段ご自身が心掛けていることや自分の変化を盛り込むことで、信頼性や親密度をアップさせられます。
準備や台本なしで漠然と進めるセミナーや体験会は目的がぼやけやすく、せっかく来てくださったお客さまを満足させられません。
大切なのは、お客さまの望む未来図と、それを手にした自分をリアルに感じていただき「変わるためには、この商品が必要だ」と思っていただくこと。
単なる説明会ではなく、人生を変えるきっかけを提供するつもりで台本を制作してみてください。
まとめ

今回のセミナーでは売上につながるリアルセミナーの作り方を学びました。
少人数のリアルセミナーを開催する際には、その先にある高額商品の売上につなげることがとても大切です。
セミナーに参加したくださったお客さまに「この商品の内容を詳しく知りたい!」「購入したい!」と思っていただけるように、しっかりと手順を考えて台本を作っておきましょう。