CMM大学は、鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」のメンバーが、ビジネスが飛躍する専門知識を学び高め合う場として誕生したプラットフォーム。
月2回の水曜講義では、各分野の専門家からビジネスに役立つ高い見識を得られるとともに、学びや気づきをアウトプットしCMMメンバーと交流する時間も設けています。
CMMのサロンメンバーが講師を務めるCMM大学。
本記事では、2025年6月25日(水)10:00より開催された、第58回水曜講義の様子をお届けします。
講師・ゆえじちゃんこさんのプロフィール
今回の講師は、中国茶療カウンセラーのゆえじちゃんこさんです。

ゆえじさんのターニングポイント
- 安定の会社員というポジションよりも中国茶を選んだ
- 妊活疲れや孤独感を中国茶が救ってくれた
- 実歩さんと出会い、中国茶のビジネス化に成功した
大学生のころ留学先で烏龍茶に魅せられ、烏龍茶で有名なサントリーホールディングス株式会社に就職したゆえじさん。しかし、烏龍茶に専念したい気持ちが強かったため、会社を退職して中国茶専門店でアルバイトを始めました。
その後アルバイト先のオーナーの長男と結婚し、烏龍茶の本場である福建省に移住したものの、まずは妊活に専念することに。しばらくは仕事ができず、友人もおらず、孤独な日々を送っていたそうです。そんな心身ともに疲弊したゆえじさんを救ったのは、ほかでもない中国茶だったとのこと。

無事に出産を終え、本格的に中国茶ビジネスを始めたゆえじさんは、実歩さんとの出会いを経てオンライン講座「中国茶療カウンセラー養成講座」をリリース。その結果、初年度で年商1,200万円という成果を出せたのです。
今回はそんなゆえじさんが、中国茶を取り入れた「攻めの整え習慣」を教えてくださいました。
「整っている人」は成果を出せる
講義の冒頭で「成果を出せる人は常にエネルギー値が高く、必要なときにすぐ行動に移せる」とおっしゃるゆえじさん。
成果を出す人はコンディションが悪くなっても自分を立て直し、整える術を知っています。
なお「整っている」とは心と体のバランスが取れた状態のことで、「陰陽バランス」と「気血水バランス」の2つの要素から成り立っているそうです。

「陰陽バランス」とは、1日の活動時間と休息時間のバランスのこと。夜はデジタルから離れてみたり、短い休息でも質を高めたりすることでバランスが取りやすくなります。
また「気血水バランス」とは、エネルギー・血液・水分のバランスのことで、この3つが滞りなく巡っている状態が健康で好ましいとされます。
これら2つのバランスが取れて初めて心と体のコンディションが整い、成果を出すための土台ができあがるのです。
中国茶で楽しく!症状・タイプ別の「整え習慣」
続いて、自分の体の不調サインを自覚し、毎日の習慣や意識を変えていくことが「整った状態」を保つ秘訣だと教えてくださったゆえじさん。
不調サインには次の6つのタイプがあり、それぞれ原因や整える方法が異なります↓
- A.気の不足タイプ
- B.気の滞りタイプ
- C.血の不足タイプ
- D.血の滞りタイプ
- E.水・うるおい不足タイプ
- F.水の滞りタイプ
このとき、整えを習慣化するツールとして「中国茶」を取り入れると、楽しく続けやすくなるとのこと。
それぞれ詳しくみていきましょう!
A.疲れやすい・やる気が出ない「気の不足タイプ」
「気の不足タイプ」は声に力がなく、とにかく朝から疲れてやる気が起こらない傾向にあります。
気の不足タイプの特徴
- スタートダッシュができない
- 長時間集中できず作業効率が悪い
- SNS投稿や人前での発言にエネルギーが乗らない
エネルギー切れを起こしやすいため朝から気合を入れすぎず、一日の始まりには「白湯」と「白芽奇蘭」という中国茶を飲み、体の内側を温めながらゆっくりスタートしましょう。
また、疲れを感じたときは1分間目を閉じ、お茶の香りを楽しみながら深呼吸して新鮮な空気を体に取り込むと良いそうです。

タイマーなどを活用して定期的に短時間の休憩を挟むことで、1日の後半でも疲れにくい体になります。
B.イライラや緊張で思考力が低下!「気の滞りタイプ」
イライラが詰まりやすく、喉がつかえて緊張しやすいのが「気の滞りタイプ」です。
気の滞りタイプの特徴
- 思考がまとまらずなかなか決断できない
- タスクが溜まっているのに身動きが取れない
- 感情の波が激しくビジネスでも衝突が起きやすい
イライラが募っているときは放置せず、深呼吸で気を巡らせ、詰まりを和らげるのが効果的とのこと。
加えて、タスクに着手する前に、まずイライラの原因となる感情を書き出してみると良いそうです。

思考がまとまらないときは、自分の好きな香りのお茶で気持ちを切り替えると良く、中でも「鳳凰単叢」という烏龍茶を飲むと、気が巡りやすいとのお話でした。
C.不眠・不安で思考停止「血の不足タイプ」
「血の不足タイプ」は、睡眠の質が低く、めまいや不眠、不安感で思考が停止しがちです。
血の不足タイプの特徴
- 朝からフラフラする
- 思考が鈍る
- 文章が書けない
- アイデアが出てこない
- 大事な商談で話についていけない
疲れると思考が停止しやすいので、突っ走らず、疲れる前に休むという意識を持ちましょう。ポモドーロタイマーなどを活用し、仕事と休憩のメリハリをつけることが大切です。
また、思考停止や不眠の症状は栄養不足のサインでもあるため、魚や肉などのたんぱく質を意識的に摂るのが良いとのこと。

おすすめの中国茶はプーアール茶で、ビタミンやミネラルが豊富なうえ、鉄やマグネシウムなどの血液を循環させる成分も含まれています。
D.肩こりや冷えで血色が悪い「血の滞りタイプ」
「血の滞りタイプ」は肩こりや冷え、くすみがひどい傾向にあります。
血の滞りタイプの特徴
- 体が重く行動にブレーキがかかる
- 血色が悪くZoomや動画での印象が下がる
- 疲れているという自覚はないのになぜか手が止まる
血が滞ると行動にブレーキがかかりがちなので、意識的に体を動かすことが大切です。
たとえば1時間パソコンで作業をしたら足踏みやその場でジャンプをするなど、上半身に偏った重心を戻すような運動が良いとのこと。

朝、ストレッチやラジオ体操をした後に「滇紅」という中国茶(紅茶)で血を循環させると、良いスタートを切られるでしょう。
E.寝汗やほてりで乾燥気味「水・うるおい不足タイプ」
「水・うるおい不足タイプ」は寝汗やほてりが出やすく、肌も乾燥しがちです。
水・うるおい不足タイプの特徴
- ストレスに弱く、常に気持ちに余裕がない
- 疲れているのに寝付けずなかなか回復しない
- 焦ってばかりで非効率に時間を消費してしまう
夜に寝ていない時間が増えると、うるおいが不足し焦燥感に駆られやすくなるため、とにかく夜早く就寝することを意識しましょう。
焦りを感じているときに無理にタスクをこなそうとしても結果は変わらないので、1日のタスクを3つまでに限定するなど、自分を追い詰めない計画を立てることが大切。

焦りを感じるときは、うるおいを補い美肌にも良いとされる「白牡丹茶」で、自分を安心させてあげると良いでしょう。
F.頭が重くむくみがひどい「水の滞りタイプ」
「水の滞りタイプ」は、頭がぼんやりしてだるく、むくみやすい傾向にあります。
水の滞りタイプの特徴
- 決断が遅く、気づけばチャンスを逃している
- 体が重く、なかなかタスクにも手を付けられない
- 頭がぼんやりして会議やライブ配信でキレがない
むくみやだるさは水分が滞っている証拠なので、水分代謝を促すことが先決です。
特に午前中に体の水分を排出するスイッチを入れるのが良く、水分代謝を良くするといわれている「台湾高山茶」という中国茶がおすすめとのこと。

またふくらはぎを揉んだり足首を回したりといった水分の代謝を促す運動も効果的です。
受講者の声
今回も、受講者の皆さまからたくさんのコメントをいただきました↓
休息時間の質を高めることが大切なんですね!
気合いで走ってしまうところがあるので気を付けます!
攻めるために整える、目から鱗の考え方でした
気合いで無理をしてしまいがちな方も多く、自分の不調の原因が知られて安堵する声も聞かれました。
まとめ

今回は、第58回・CMM大学水曜講義「成果につながる攻めの整え習慣」をお届けしました。
心身ともに整った状態を保つことは、体の不調を改善するだけでなく仕事のパフォーマンスを上げることにもつながります。単なる不調だと放置せず、今回の「攻めの整え習慣」を参考に、それぞれのお悩みに合った整え方を実践してみてください。
最後に、ゆえじちゃんこさん、この度は素晴らしい講義を本当にありがとうございました!