飾らないのに惹きつけられる!「自分らしさ」が伝わるスマホ撮影術~CMM大学水曜講義~

CMM大学は、鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」のメンバーが、ビジネスが飛躍する専門知識を学び高め合う場として誕生したプラットフォーム。

月2回の水曜講義では、各分野の専門家からビジネスに役立つ高い見識を得られるとともに、学びや気づきをアウトプットしCMMメンバーと交流する時間も設けています。

CMMのサロンメンバーが講師を務めるCMM大学。

本記事では、2025年5月14日(水)10:00より開催された、第55回水曜講義の様子をお届けします。

講師・otoさんのプロフィール

今回の講師を務めるのは、ブランディングプロデューサーのotoさんです。

元々は美容系インフルエンサーとして活躍していたotoさん。Instagramのフォロワーは3万人を超えており、さらにファッションジャンルのアカウントでは、わずか2ヶ月でフォロワー1万人を達成しました。

このような素晴らしい実績を持つotoさんですが、かつてはInstagramの閲覧数やフォロワー数が伸びずに苦戦していた時期もあったそうです。その原因は、写真ではなくキャッチコピー(テキスト)に力を入れていたから。

試行錯誤を続けるうちに「Instagramは、写真でユーザーの目を引かなければ読んでもらえない」と気付き、オリジナリティを盛り込んだ写真の投稿を始めてからは、フォロワー数がどんどん増えていったそうです。

今回は、そんなotoさんが「自分らしい世界観が伝わるスマホ撮影術」を教えてくださいました。

読まれる投稿のカギはビジュアルにあり!

講義の冒頭で「SNS投稿は見た目が全て」だとおっしゃるotoさん。特にInstagramは視覚優位なメディアのため、クリエイティブ(写真)が整っていなければユーザーの興味関心を得られません。

また、起業家にとってSNSは、認知力の向上や集客に欠かせないツール。だからこそ、入り口となるビジュアルに説得力がなければ、サービスの提供につながりにくいと言えます。

現にotoさんが実歩さんに興味を持ったきっかけは、世界観の整ったリールを見たことだったそうです。

はじめは「なんか素敵」と思って実歩さんの投稿を眺めていた程度でしたが、次第に「もっとこの人のことを知りたい!」と惹き込まれていったとのこと。

つまり「この人から商品を買いたい!」と思ってもらえるかどうかは、世界観の整ったビジュアルにかかっているといっても過言ではないのです。

スマホでできる!「自分らしさ」を演出する撮影術

またotoさん曰く、SNSで投稿する写真に自分らしい「世界観」を盛り込むと目に留めてもらいやすくなるそうです。

とはいえ、無理にブランド品を載せたりラグジュアリーな場所に行ったりする必要はなく、毎朝のルーティーンや仕事中の様子など、日常を切り取って撮影すれば十分とのこと。

背伸びした姿ではなく等身大の自分を知ってもらってこそ、あなたの価値観にマッチしたお客さまと出会えるのです。

そこでotoさんは、自分らしい世界観を演出するための撮影テクニックを3つ教えてくださいました↓

  1. 垂直・余白を意識する
  2. 自然光のもとで撮影する
  3. 自分を被写体にする

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.垂直・余白を意識する

まずは撮影前に、写真の使用目的と構図を決めておきます。構図というと難しく感じるかもしれませんが、写真のどの位置に文字を入れるかを考えておけば十分とのこと。

そして撮影時のポイントは、被写体に対してカメラを「垂直」に構えることと、背景に「余白」を作っておくことです。このとき、事前に決めた文字を入れる部分に余白を持たせると良いでしょう。

ここでotoさんは、異なるアングルで撮った2つの写真を見せてくださいました↓

斜めから撮った写真(左)と垂直に撮った写真(右)

左の写真は斜め上から撮ったものですが、カップが大きすぎて圧迫感があります。一方で、右の写真はカップに対して垂直に撮影したもの。被写体と白い背景のバランスが良く、洗練された印象です。

また、垂直に撮るにはカメラのグリッド機能をONにし、被写体がグリッド線に対して垂直になるようにカメラを構えると良いとのこと。その際、グリッドの3~4マス以内に被写体を収めると、余白が作りやすいとのお話でした。

ストーリーズの投稿例

なお、グリッド機能は一眼レフやデジカメなど、どのカメラにも基本機能として搭載されています。スマートフォンの場合は設定でON/OFFの切り替えができるので、ぜひ活用してみてください。

2.自然光のもとで撮影する

次に照明ですが、蛍光灯やライトといった人工的な光は冷たい印象を与えるため、外や窓際などで自然光を使って写真を撮るのが良いそうです。

夜に室内照明のみで撮影した写真(左)と自然光のもとで撮影した写真(右)

自然光は時間帯によって光の強さが異なりますが、otoさんのおすすめは午前中とのこと。

柔らかくナチュラルな雰囲気を出したい場合は、午前中の自然光を取り入れてみてください。

3.自分を被写体にする

最後は、なるべく自分自身を被写体にして「誰が発信しているのか」が分かるようにすること。SNSには常に膨大な投稿が溢れているため、パッと見て誰の発信かがわからないとじっくり読んでもらえないからです。

自分を写すと言っても、全身や顔である必要はなく、靴を履いた足元や普段のヘアスタイル、仕事中の手元が映るだけでも「その人らしさ」を印象付けられます。

さらに背景にお気に入りの家具やアートを入れるなどして、自分の世界観を演出できればベター。

自分を被写体にしたり、価値観を表すアイテムを写真に取り入れたりすれば、その世界観に憧れる人の目に留まりやすくなるでしょう。

こだわりの詰まった1枚1枚を投稿し続けることで、一目で誰の発信かがわかる「唯一無二のアカウント」が出来上がっていくのです。

受講者の声

今回も受講者の皆さまから、たくさんのコメントをいただきました↓

投稿では実績があるように見せなくても良いのですね!

被写体をグリッド4つ以内に収めると、主張しすぎ感が消えました!

私も膨大な発信の中で目に留めてもらえる世界観を作っていきたいです!

撮影に苦手意識があったという方も、講義内容を実践してさっそく効果を感じておられました。

まとめ

今回はCMM大学・第55回水曜講義「自分らしい世界観を作るスマホ撮影術」をお届けしました。

SNS投稿で目に留めてもらうには、日常を切り取り「自分らしい世界観」を作ることが大切です。自分の日常が誰かの憧れになるよう、今回お伝えした撮影のポイントを意識し、投稿してみてください。

最後に、otoさん、このたびは素晴らしい講義を本当にありがとうございました!

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