お客さまの心に響くSNS投稿術~CMM大学水曜講義~

CMM大学は、鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」のメンバーが、ビジネスが飛躍する専門知識を学び高め合う場として誕生したプラットフォーム。

月2回の水曜講義では、各分野の専門家からビジネスに役立つ高い見識を得られるとともに、学びや気づきをアウトプットしCMMメンバーと交流する時間も設けています。

CMMのサロンメンバーが講師を務めるCMM大学。

本記事では、2025年4月23日(水)10:00より開催された、第54回水曜講義の様子をお届けします。

講師・淺井まなさんのプロフィール

今回の講師を務めるのは、愛されビジネスプロデューサーの淺井まなさんです。

リラクゼーションサロンを経営しながら、オンラインで起業のノウハウを指導している淺井さん。

起業して半年ごろから、サロンのお客さまリピート率90%を維持し続け、現在28ヶ月目に突入されました。

さらに3ヶ月先までご予約満了という、たいへんな人気ぶりです。

淺井さんは起業当初からSNS発信をしており、試行錯誤を重ねる中で投稿の本質に気づき、そこから理想のお客さまと出会えるようになったそうです。

現在は、サロンを本気で稼働させていきたい人に向けて、自身の体験に基づいた起業のノウハウを指導する活動をしておられます。

今回は、そんな淺井さんが「お客さまの心に響くSNS投稿のコツ」について教えてくださいました。

投稿の本質は「行動に移してもらうこと」

講義の冒頭で「SNS投稿の目的(本質)は、お客さまの行動を喚起すること」とおっしゃる淺井さん。

つまり、SNS投稿を見たお客さまに「この商品は私に必要なものだ」と感じさせ、商品やサービスを手に取ってもらえなければ意味がないと言えます。

そもそも、起業家が提供する商品やサービスは、お客さまの悩みや問題解決を目的にしたものがほとんど。なかには、お客さま自身が認識していない潜在的な悩みもあるでしょう。

よって、商品の必要性を感じてもらうためには、お客さまが抱えている悩みや問題を明らかにし、解決したあとの未来の姿を提示しなければなりません。

商品やサービスを購入することで手に入る未来の姿をありありとイメージできてこそ、お客さまは行動を起こす。この本質を理解すれば、投稿で書くべきことは自ずと見えてくるとのお話でした。

ベネフィットを盛り込んでお客さまの心を掴む投稿文を作ろう

また、投稿文を作る際には、メリットではなく「ベネフィット」を盛り込むと良いそうです。

メリットとベネフィットの違い
  • メリット:商品やサービスの優れた点(客観的な価値)
  • ベネフィット:商品やサービスによってお客さまが得られる恩恵(主観的な価値)

メリットとベネフィットは混同されがちですが、メリットの主体は商品、ベネフィットの主体はお客さまという明確な違いがあります。

たとえば、ビジネスをオンライン化する講座を提供する場合、以下のようなメリットが挙げられます↓

  • 会社や店舗に出勤しなくて良くなる
  • 働く場所や時間の自由度が高くなる

これらをベネフィットに昇華させるためには、お客さま像を明確にしなければなりません。

体力の限界を感じつつも、売上が落ちてしまうのが不安で毎日フル稼働しているサロンオーナーのお客さまであれば、ベネフィットは以下の通り↓

  • 出退勤が不要になり、体力を温存できる
  • 事務作業が減り、自分の時間を確保できる
  • 店舗の家賃や通勤費がかからないため、経費を削減できる
  • 日本のみならず、世界中から顧客を集められるようになる

比べてみると、両者の違いは明らかでしょう。

ベネフィットを投稿文の中で提示することで、お客さまは初めてその商品やサービスに価値を感じられるのです。

実践:お客さまの心に響く導入文の作り方

最後に淺井さんは、SNS投稿で最も重要な導入文(はじめの文章)の作り方を教えてくださいました。

導入文を考える際は、まず「商品を届けたいお客さまの日常生活」について、イメージを膨らませておくのが大切なのだそうです。たとえば、2人の子供を抱えるワーママで、朝は子供を保育園に送り届けるだけでヘトヘトになりながら通勤している、など。

そのうえで、次の2つの質問に回答します↓

  1. そのお客さまの感情や悩み、困りごとは何か
  2. 自分の商品の「特徴」や「一般的に得られるメリット」とは何か

最後にこれらの質問の回答を組み合わせれば、ベネフィットを意識した導入文が作れるとのこと。

つまり、お客さまの感情や悩み、困りごとを具体的に想像し、解決策を示すことで、メリットをベネフィットに昇華できるのです。

普段からベネフィットを意識しておけば「商品を売らなきゃ」ではなく「お客さまにこうなってほしい」という気持ちで提案ができるとおっしゃる淺井さん。

リアルな接客においても、心からお客さまのことを考えたセールストークができれば、自然にリピートにもつながっていくとのお話でした。

受講者の声

今回も受講生の皆さまから、たくさんのコメントをいただきました↓

質問に答えるだけで、心を動かす投稿ができるんですね!

メリットとベネフィットは区別して考えるのですね!

商品紹介の前に、お客さまの得たい未来が明確でないといけませんね

今回の学びをさっそく投稿に活かそうという、皆さまの意気込みがうかがえました。

まとめ

今回はCMM大学・第54回水曜講義「お客さまの心に響くSNS投稿術」をお届けしました。

自分の理想のお客さまに商品を届けるためには、その人に向けた投稿をすることが大切です。お客さまに「自分が求めている商品だ」と思ってもらえるよう、ぜひベネフィットを意識した投稿をしてみてください。

最後に、淺井まなさん、この度は素晴らしい講義を本当にありがとうございました!

淺井まなさんのメディアはこちら↓
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